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くろねこ日記

ソフトウェアに関する技術メモが多いです.

技術書典2に参加してきました

はじめに

4/9に開催された技術書典2に「MicroPythonによるESP8266入門」という同人誌を頒布しました. 今日は執筆から当日の様子まで書いておきます.

執筆の開始から当日まで

12月~1月

技術書典の応募開始が告知されたあたり(12月にはいったころでしょうか)で趣味で使いはじめていたESP8266のネタで執筆しようと決めました.MicroPythonに目をつけたのはArduinoに比べて圧倒的に情報が少なくMicroPythonを扱った本を出せばそこそこ受け入れられるのではないかと考えたためです.

技術書典2の応募〆切の前には文中の図や詳細な説明については後回しにして,一通り書き終えてました(技術的な確認も大雑把な執筆で2週間かかったかなといった感じでしょうか).ただしサークルカットを描かなければならないことを知らず慌ててイラスト用につかうipadで使えるペンシルを買い,とりあえずやっつけ仕事でサークルカットを仕上げた記憶があります.

当選した日にスケジュールを決めました.執筆は3/20までとし,3/27には印刷所に入稿するというスケジュールでした.このとき同人誌全体で30ページを予定しておりました.

2月

引っ越しでドタバタしたこともあり,あまり時間が取れずほとんど執筆する時間がありませんでした.

イラストについては章で使用するイラストを数枚描いたくらいでしょうか.それでもすでに40ページ強までありページ数を横目に見ながらの作業でした.

3月

必要な図やイラストを描き3月20日までには一通りの図と詳細な説明については全て終わりました.もちろん加筆したい部分もあったのですが,このあたりで拘ってしまうと一向に完成しない気がしたので,目を瞑って校正作業に入りました.

さて,この時点で70ページを超えておりました.このページ数では1週間の校正作業では時間がなかなかなく,さすがに少しヒヤヒヤしながらの作業でした(軽く目を通すだけで粗が見える程度の文章).平行して,印刷所への連絡もこの期間に行ないました.しっかりと校正できたのは1日くらいでした.3/27には無事入稿しました.

当日

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前回の技術書典では多くのサークルで売り切れたということもあり,今回は販売数48部で頒布価格を1000円にして出してみました.ただし当日は雨が降っており,参加者もどのくらい居るのか少し不安でした.サークルまで顔を出してくれた方には見本を読んでもらい,その上で買ってもらうような流れで頒布しました.感触としては読んでいただいたうちの3割くらいのお客さんが買ってくれたように思います.当日の売れ行きをグラフにしてみました.12時がピークで,15時の段階で完売しました.

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当日の各時刻ごとの売れ行き(15時の段階で完売)

頒布終了後

手伝っていただいた同僚とパーツ屋を巡ってから簡単に打ち上げをして家路につきました.日頃たくさんの人と交流しない僕にとって疲労が溜ったせいか,その日はぐっすりと眠ることができました.

執筆中に気をつけたこと

数分でも作業する

仕事のある平日も時間をとって少しずつ作業しました.寝る前に一日15分でも作業すればトータルでたくさんの時間を充てることができるので.

質を求めすぎないようにする

イラストや文章のクオリティが低くてもそこそこ伝わりさえすれば良しとし,深追いは避けることにしました.

冒険しすぎない

Re:Viewというツールがあり,個人的に気になってはいたのですが,イラスト描きという作業がある以上,これ以上の冒険はしないようにして慣れているlatexで書き上げました.

やってみてどうか

利点1: 筆者が一番勉強になる

ネットではブログを書くことを推奨している記事を見かけますが,同人誌も同じように書くと筆者自身がとても得することが多いです.書く量についても裁量で決められるのは非常に良いことだと思います(IT勉強会だと発表時間が決まってるので).

利点2: 頒布を通じて数少ないマイナな人達と交流ができる

MicroPythonをつかっている人を自分以外で初めて見ましたという人と会ったり,ESP8266を楽しんでつかっている人にも会いました.日頃,人との交流が少ない僕にとってはESP8266ユーザに会えたのも嬉しかったですし,MicroPythonの存在を知っている人に会えたのも嬉しい経験でした.

欠点1: お金かかる

ペンシルを購入したりサークル参加,印刷代もかかります.もちろん自分が執筆している時間も考えると,当日の頒布ではとてもじゃないですが,回収は難しいでしょう.アルバイトとしては割に合わなすぎるので,赤字でも良いので同人活動そのものが楽しめる人でなければおすすめできません.

今後

当日オンリの本であることは最初から決めていたので,そのまま電子書籍にして出すつもりはありませんが,電子書籍という形でもESP8266とMicroPythonをネタにして出してみたいなと考えています.ただ,書く内容の構想が固まっているわけではないので,あまり期待しないでいただけると助かります(汗) 別なネタでもまた書いて参加したい気持ちもあります.