くろねこ日記

ソフトウェアに関する技術メモが多いです.

備忘録:MacBookProRetinaの環境設定

これまで使っていたラップトップ(MacBook Blackモデル)からMacBookPro Retinaに新調をしたので,その環境についてメモ.

-まずはハードウェア
MacBookPro Retinaを買いました.
とりあえずスペックはこんな感じ
・2.6GHzクアッドコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)
・メモリ:8GB
・内部ストレージ:SSD512GB
・キーボード:jis
・サイズ:15インチ
とりあえず,総額20万は高かったです・・・.

CPUについては今までCore2Duoだったことから,それに比べれば動作がきびきびしていて文句のつけようがありません.

メモリですが8GBにしました.本当は16GBが良かったのですが,メモリを上げると値段が高くて16GBにできませんでした.しかしながら今まで4GBでLionを動かしていたので苦になりません.

内部ストレージですが,512GB欲しかったのでretinaの上位モデルを選択しました.512GBも必要な理由として,MacOSのほかにWindows環境をインストールして運用となると256GBでは厳しいためです.しかし,最近は下位版でも512GBを選択できるらしく少し悲しい・・・.

ディスプレイは広域の15インチ,これまでの13インチとは比較にならないくらい大きく感じますし,やっぱり作業環境はこのくらい無いとダメですね.


-主に使っているソフトについて
・OS
現在の環境は(Lion→MountainLion)です.この環境はAppleの「OS X Mountain Lion Up-to-Dateプログラム」を利用して無料でLionからMountainLionにチェンジしました.

XCode
XCodeはCommandLineToolsをインストールするとXCodeを使わない開発の場合少ない容量で済むらしいのですが,ケチらずにXCode4.0を入れました.これを入れないと後に書くHomeBrew,コンパイラ(gccなど)などが走らないのでMacユーザとしてはほぼ必須ツールですね.

・Homebrew
最近注目されているパッケージ管理システムHomebrewを導入しました.
このPCに乗り換える前まではMacPortsを使っていましたが,SuperUserでないと扱えないこともあってHomebrewにチェンジしました.Homebrewは当初,MacPortsに比べてインストールできるパッケージが少ないという欠点がありましたが,今ではシェアが非常に伸びているせいかパッケージも非常に増えてきたなという印象です.
使い方も簡単で,Homebrewではパッケージ名をFormula(フォミュラ)と呼びますが,
このFormulaを指定して探したりインストールしたり,アンインストールしたりします.

使い方を少しまとめると
brew search formula名
探したいformula名を入力するとHomeBrewが持っているかをチェックします.
brew install formula名 (option)
インストールしたいformula名を指定します.後ろにオプション(--use-gccなど)を指定することもできます.
brew uninstall formula名
アンインストールしたいformula名を入力します.
brew list
すでにPCにインストールされているformulaリストが出てきます.
brew doctor
HomeBrewが正しく動いているかチェックします.
brew update
Homebrewのアップデートをします.

インストールしたパッケージ一覧(いくつか抜粋)

・termtter
 コマンドライン上からtwitterを楽しめるツール
imagemagick
  画像のファイルを変更するのに使う.
brew-gem
 RubyGemをhomebrew経由でインストールするもの.
 RubyGemは単体で扱うとエラーばかり吐くので面倒なのでhomebrewを介して使うようにした.
w3m
  コマンドライン上でネットブラウジングする(htmlファイルを読み込む).
・R
  統計処理で有名なソフト
wget
 ファイル取得に使うソフト
wireshark
  パケット解析
・git
 プログラムのバージョン管理をする
・minicom
 シリアル通信するための物.電子工作をする人にとっては必須.
・msmtp
 コマンドライン上からメールを送信する
mutt
 メールソフト,msmtpを入れたのはこのため.
gnuplot
 グラフをプロットする

・エディタ
ここ最近はVimに乗り換えをしています.ドットVimrcの中身を見てもらった方が早いのですがアップロードしているgithubのリンクを張るまずいのでここでは書きません(笑)

vimのpluginを管理するのにvundleを使っています.vundleの導入にはgitを使いました.
(http://github.com/gmarik/vundle.git)
git本体は/.vim/以下に保存してvundleディレクトリ上で管理しています.
Bundleでインストールした物はこのようになっております.
・Bundle 'thinca/vim-quickrun'
 コーディング中でもササッと実行できる.
・Bundle 'Shougo/Vimshell'
 Vimでシェルを操作することができる
・Bundle 'Shougo/neocomplcache'
コード補完に使う

その他vimrcの設定として
・set number・・・行番号をつける
・syntax on・・・構文を色分けする
Python用にタブの設定(これはちょっと長いので省略)

vimのデフォルトではステータスラインが出ないので
:set laststatus=2
としてステータスラインを表示しています.
ステータスラインには行数なりいろいろと追加できます.
とは言っても今のところ活用していないのでついこの間見つけた
Bundle 'koron/u-nya-vim'
を入れてます.
このpluginは操作するたびに
(」・ω・)」うー! (/・ω・)/にゃー! Let's\(・ω・)/にゃー!
の3種類の顔文字が順番に変化してステータスラインを汚すものです.
この元はアニメがネタらしいです.
vimに這い寄る無駄なスクリプトと言えば作者に怒られそうですが,でもこういう無駄な物ほど面白いというものです.

・ターミナル
今回のPC新調のついでにbashをやめてzshに移行しました.とりあえず使ってみた感想としてはタブを使ってコマンドを補完できるところが良いですね.でもまだまだ使い方がわからないのでとりあえず(漢のzsh:http://news.mynavi.jp/column/zsh/index.html)を参考にしながら学んでいます.
外観の設定テーマはProです.スクロールバッファを10,000としています.丸一日使っているので有限にしないと怖い.

夜フクロウ
非常に有名なMac専用のtwitterクライアント.現在はRetinaに対応しています.

Eclipse
Javaの開発環境です.Junoをインストールしました.現在はRetina非対応です.

・Evernote
論文管理にはEvernoteを使ってます.現在はRetinaに対応しています.

・iWork09
Retina対応です.Apple製品ですから当然ですね.しかし,注意してほしいのはデフォルトだとretina画質ではありません.アプリの「情報を見る」から「低解像度で開く」のチェックを外してください.

・MSOffice
retina非対応アプリです.MSはretinaへの対応をしばらくしないと声明している通り正式サポートはまだまだかかりそうです.Retinalizerを使えば非公式ながら高解像度にすることもできます.

Limechat
IRCチャットのソフト.これが一番使いやすいです.現在はRetinaに対応しています.

Firefox
残念ながらretina非対応です.使い勝手が良いので早急に正式サポートしてもらいたいです.
Retinalizerを使えば非公式ながら高解像度にすることもできます.

・Github for mac
githubのクライアントソフト.Retinaに対応しているように見える.

Gimp
画像編集ソフト.MountainLionからX11をサポートしていないので
Xquartzをインストールすることで対処できます.(Xquartz:http://xquartz.macosforge.org)

Skype
ボイスチャットソフト.なぜかRetinaだと非常に画面が乱れます.
一応使えないことは無い.

・MacWinZipper
windows向けに圧縮ファイルを作るソフト.Retina対応していたかな・・・.
用途としてはD&Dしかしないので対応していなくても全く問題がない.

・VMwareFusion
ブートキャンプで入れたWindows7を仮想上で動かすための物.

DropBox
クラウド上でフォルダを扱うことができる.Docmentsフォルダにあるworkspaceをシンボリックリンクさせることで自動で更新されてとても便利です.

MATLAB
とりあえず2011aは無事に動きました.Xquortz必須です
Retinaで綺麗に表示されています.サポートがあったかまではわかりません.

・Memorry free2
メモリ解放するソフト.InActive領域のメモリを可能な限り減らしたいので導入しています.

・リマインダー
非常に使い勝手が良いです.コマンドラインツールの方が使い勝手良いかなという気もしますが,
iPadと組み合わせるととても便利.これはiphoneが欲しくなる.

・通知センター
夜フクロウのつぶやきやリマインダーの予定などを教えてくれます.

・FaceTime
する人が居ません・・・.遊んでみたい.

Safari
本当に使いやすくできています.さすが公式ブラウザソフト.
ただし重すぎるので使ってません.